自作スピーカー「AR-001」の組み立てまとめ
延ばし延ばしになっていたスピーカー組み立て記録のまとめです。
上の写真のスピーカーがそれで、AR-001と命名しました。
この「AR」と言うものは「Across Range」の略でして、
私が特許を持っている交差配置システム専用機って意味です。
普通のスピーカーを作る予定は今はないので、多分みんな「AR」です。(笑)
今作で一番力を入れた前面パネルです。
下部のメインと上部のサブが段差を作っています。
見た目もよく、効果も結構感じられたのですが問題は「値段」。
この形のスピーカーを外注でカットするとカット代が跳ね上がります。Orz
なので、量産化を視野に入れたAR-002では採用されていません。
背面パネルです。御覧の通り入力端子が二組ありますね。
これは一台のエンクロージャにメインとサブの2つのスピーカーが入る、
交差配置システムだからこうなります。密閉型なのでダクト穴はありません。
側面パネルです。特徴はやはり後ろずさりに寝ている傾斜と段差ですね。
斜め機構は交差配置効果倍増のための策の一つで、このAR-001で初実装でした。
結論から申しますと大成功でして、これは次作のAR-002でも採用しています。
前面パネルをハメた写真です。綺麗に見えますが、実は悲惨なことになってます。
まず、左右の側面パネルを接着した後から前面パネルの順で施工しましたが、失敗!
はめ込む際に接着剤が押し戻されて、とにかく大変でした。
作業の大変さと接着剤施工の完成度、両方心配になる大惨事でしたね。
これを教訓にAR-002では組み立ての順番を適正に変更しております。
この作業の第二の失敗です。前面パネルを削りすぎてしまいまして、短くなってます。
こうなってしまった理由ははめる前に目安で削ってしまったから。
そうする理由は全くなかったのにやってしまいました。
多分、新機構を目の前にして浮き足立っていたんだと思います。(笑)
結局、木工パテをてんこ盛りにして解決しました。
要らない苦労であったと点で失敗だったことは間違いありませんが、
木工パテ作業の経験値稼ぎ的な意味では悪くない経験でもありました。
急に木工パテが愛しくなりますた。(笑)
この様に最終的な出来は悪くないものになりました。
ユニットはオーディオ雑誌「Stereo」のオーディオクラフト2015の課題ユニット、
FOSTEXのP1000(8cmフルレンジ)を使用しました。雑誌向けにチューニングされたモデルです。
ユニット装着後、前作の棚リサイクルスピーカーと並べてみました。
結果的に一回り大きくなってますが、棚スピーカーの寸法を元にしてます。
一組完成直後の写真。ピカピカしてます!新品!って感じですねww。
今やあれこれやっちゃっているので使用感もりもりになってます。
AR-001の完成からAR-002設計の間に色々勉強しまして、
適切な容積を計算してみた結果、ちょっと大きいよ!って結論になりまして、
むぎ茶500mlのペットボトルを使ってチューニングした際の画像です。
結果的に500mlを3つ、スピーカーユニットの穴から苦労して入れ、
エンクロージャ容積を1.5l減らしました。結果、低域が大幅に改善されました。
が、それでもまだ大きいかなって感じですね。しかし、もう入れられない。(汗)
随分遅くなりましたが、これでAR-001(新作スニーカー?)制作の記事を終えます。
ではでは、また!