交差配置とBose1.1chを比べる雑談
雑談を始めるきっかけになった記事は以下の様
:: 価格.comマガジン:コンセプトは“一(イチ)” BOSE初の1.1chホームシアターを体験 ::
:: http://magazine.kakaku.com/mag/kaden/id=528/ ::
本文の「スピーカーのない場所から音が鳴っているように処理できる技術」や
「聴覚特性を使った処理がうまく働いている」などから、私の交差配置システムに類似性を感じる。
ヤマハの「YSP」シリーズも言及されているが、2年前に検討した時の記憶だと、
こちらは物量にモノを言わせるに近いもので、Boseのこれの方が技術的には近い…と思う。
交差配置システムに指向性を持つスピーカーを使うことで、
どこでも欲しい場所に音を発生させてれるのではないかという
言わば「万能再生」への可能性は現象を発見し、特許化する段階から持っていた。
これが可能になってこそ、我々はSF映画に出るような空中のUIの再現できる。
まだ画像の再現さえ難しく、注目されてないが、実は音の方が再現が難しいと思う。
そう思い、特許を取り、売り込みの資料に事欠かさず言及しながらも
なかなか実装した試験機を作れてないのは、製作はあくまで趣味の領域だから。高い!Σ(・∀・;)
日本に戻ってきて、スピーカーの自作を繰り返しながら、
普通のSPユニットで指向性を持たせる事を試している。
前作の自作スピーカー、AR-001の斜めっているフロントと段差のデザインもそのためのもので、
指向性を測定する機材は無いけど、視聴した分だと充分に機能していると思われる。
今回製作しているAR-002でも(量産コスト削減のため)段差こそなくなったが、
それより効果的であろうとずっと思っていた機構を試みている。
(実は前作でも試すつもりだったけど、設計上のミスで実装できなかった)
さて、一つのユニットで2ch以上を再現できる、
Boseの「PhaseGuide sound radiator technology」と
2ch毎に4つのスピーカーを必要とする交差配置を比べると完全敗北でしか無い。
しかし、ヤマハの「YSP」シリーズ同様、こちらも専用のアルゴリズムで信号を弄っる技術と回路が必要な点、
それを適応するために消費者が一回は環境を実測しなきゃいけない点などを総合的に考えると、
総合コストと手間の面で優位性は確実なものだと思う。
難しい話は抜きにしても、AVシステムレベルのシステムが299,250円とか…高すぎる!
そもそも、ライセンスビジネスを目指している私の立場上、既存のメーカーはお客様候補であって、
競争相手ではないので勝つ必要はないが、既存のものより優れてないと売れないのもまた事実。
だから、こういう「完全再生」に特化した製品や技術にはついつい目が行ってしまう。
サウンドバーと言えば、バーの形にするという前提なら私のもう一つの特許を組み合わせることで、
理論上2つのユニットで交差配置システムを再現できるんじゃないかという案も結構まえからある。
バーの置き場所さえ確保出来れば一回作って見るのも悪く無いな。
幸い設計に必要な知識と数式は前作と今作の設計中に殆ど消化できた。
よく分からないのに特許が取れたと言うのも変な話だけど、
まぁ、数式と概念の使い方次第では十分可能な話だから。
専門知識や躯体的な数値を取り扱う必要が生じるのは実装段階。
韓国で今作のAR-002を楽しみにしている友人達がいるけど、
やはり一番楽しみにしているのは他でもない、私である。
Boseは自分達のシステムを1.1chと名付けたけど、
今作で設計通りの働きを見せれば擬似4ch、しかも擬似的に交差配置を
重ねる形で作用するはずなので、実際の音に対するwkwkが止まらないwww。
東急ハンズに依頼したものが来るのは火曜日。待ち遠しい。
元々は3組みを作る予定だったけど、板材から取れるのが4組みだったので、
もう一組追加される予定。だから、週末の間に大掃除して組立スペースを作らないとな。
このままだと、組立ところか材料を置く場所もない;;; Σ(・∀・;)
いつもながら、部屋の狭さこそ私の真の的なのと再認識せざるを得ない…Orz。
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