土曜日にスピーカーを完成して、
稼働してから72時間くらい経過。
落ち着いてきてはいるが、未だエージング中。
今朝くらいはすごくいい感じだったのに、
昼過ぎには少々高く、疲れる音になったりと。
しかし、大体分かってきたので書いてみます。
結論からすると「計算通り」になってます。
ネットワークを必要としないフルレンジユニット独特の開放感や、
ダブルフルレンジユニットによるフルレンジにありがちな低音不足のカバー、
後、交差配置システム特有の音像定位の固定も働いてます。
しかし、問題になる点もいくつかあります。
:: 一つ目. エンクロージャが仕事をしていないこと ::
組み立て終えて持ち上げる時に改めて思いましたが…軽い。
素材になった棚が実は張りぼてで、中をダンボールで詰めただけなので
まぁ、当然といえば当然ですが…既存のスピーカーと比べると軽すぎます。
後、一番長い側面の板はダンボールさえも入ってないので…鳴りっぱなし。
エンクロージャとしてあまり機能していないんじゃないかと思われます。
実際に聞いてると不自然に絡み合う編成や歪な曲線の音がします。
後、大編成の曲を鳴らすと定位が崩れる感じを否めません。
エンクロージャの素材の質の重要さをよく分かる経験でした。
エンクロージャの容量については今約18Lになってますが、
(計算とかして決めたわけではなく、棚の穴位置で決められた)
今のところ低音が足りないって感じは全くしないので…OKかな?
次、ちゃんとした板材で作る時にはシート紙の大きさもあって、
今より若干小さくする予定ですが、材料の自重や強度は上がるので…。
エイジングが終わるまではこのエンクロージャで色々やる予定です。
エンクロージャが残念すぎるけど、既に既存のシステムよりはいいので、
以前使用していたスピーカー達が戻ることは…多分ないでしょう。
:: 二つ目. 可変式アッテネータの設置場所が悪いこと ::
アッテネータは最適な音を探すため頻繁に操作することになります。
今回の製作にあたって、外見的な理由でスピーカーの側面に設置したのですが、
この位置だとどうも目盛りがよく見えず、操作性に欠けることが分かりました。
実験機らしく、外見より実用性を考慮すべきだったかも知れませんが、
また作ることになっても多分側面側に設置すると思います。
だって、格好いいことは重要ですから。
本当に重要ですから。
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